屋内広場を中心とした＜防災・賑わい＞拠点施設
常時は賑わい拠点として、災害発生時は避難拠点としての利用を目的とした施設です。ごく稀に想定される浸水被害にも対応するため、2・3階に防災機能を、１・2階に賑わい機能を配置することが要請されました。1階中央にある屋内広場は天候に左右されないイベント広場であり、両側にフードコートやマルシェがあります。駅に発着する電車を眺めることができます。「都市的な動き」を集約することで、賑わいの中心となることを企図しています。自然採光をとり入れるため南側を一部吹抜けとしました。また建物周辺にキャノピーを設けており、屋内広場とともに施設全体の回遊性を高めるようにしました。2階には、ダンススタジオや学習スペース、調理スタジオ(炊き出しスペース)、防災備蓄倉庫がああります。3階のホールは中規模会議等にも対応できますが、災害時は「避難スペース」として活用できます。災害にも備えつつ、この施設から新しい賑わいが街へと発信されることが期待されます。
発注者： 滑川市（担当：まちづくり課）
施 工： 佐藤工業古栃建設共同企業体（佐藤工業株式会社、株式会社古栃建設）
意匠設計：有限会社 法澤建築デザイン事務所（実施設計、工事監理）
同協力：iArchitects 一級建築士事務所
設備設計：株式会社祥設計（実施設計、工事監理）
構造設計：竹ノコウ本舗構造設計室（実施設計、工事監理）
写真撮影：㈱エスエス北陸支店
