大きな屋根の家 2024

築約70年の「ワクノウチ」がある古民家・二世帯住宅の一部耐震改修+リノベーションの計画です。1階ではワクノウチの構成を活かしつつ、新設基礎+耐力壁により、耐震性を高めました。また、2階は子世帯の新しい居住空間として、LDKと寝室、水回りを新設しました。既存の土壁や小屋組などかつての技術を尊重し、その魅力的な建築要素を愉しむことができる空間としています。中でも建物の根幹をなす棟木や大黒柱には「墨付」が残されており、当時の棟梁の技術や考え方を垣間見ることができます。